人生も起業も、「自分が本当やりたいこと」は永遠のテーマ

皆さんは学生時代、どんな風に過ごしていましたか？

 

私の学生時代は、それなりに楽しく毎日過ごしてはいたものの、
自分が何をしたいのか分からず、生きる目的もこれといって見つからず、モンモンとした日々を過ごしていました。

大学にはただ漠然と進学し、在学中も特に目標を見つけることなく、バイトやテニスサークルで時間をつぶす毎日。

 

就職活動をする頃には、こんな業界に入って、いずれは海外で働いてみたい、というぼんやりとした夢はありましたが、
具体的にそこで何がしたいか、というのは明確ではありませんでした。

就職活動では周りに流されるままに動き、結果として安定した会社を選びました。

 

しかし、働くにつれて物足りなさが辛くなり、方向転換！

幸いにも、
現在は自分がやりたいことを見つけて起業し、やりがいのある仕事に就いています。

 

変化が激しく、情報が多く、迷いやすい令和の時代では、
常に「自分は今何がしたいのか」を見つけておくことが重要だと感じます。

 

かつては就職して、誰かと結婚して老後は年金生活で、といった幸せのテンプレートがありました。

 

しかし、インターネット社会SNS社会になり、情報が可視化され、過去のテンプレ人生は決して、個人の本当の幸せとは限らないということがわかってきました。

そして年金制度も破綻しており、国が国民自分で備えておくよう推奨しています。

 

自分の人生を自由に選べる時代が来たのです。

 

自分の興味や情熱があることをすれば、人生が充実して満足感を得られる可能性が高まります。

また、自分は何がしたいのかを明確にすることは、他者との比較に左右されずに自分らしく生きるための第一歩でもあります。

では、私たち大人が「自分がやりたいことをやる」には、どうすればいいのでしょうか？

起業の相談でも、自営業者仲間と話している時でも、ふとした瞬間に、「本当にやりたいこと」についての話になることがあります。

 

例えば、実際に先日私が
50代後半　女性経営者とした会話では、

「毎日楽しいけど、やっぱり大変なこともある。
でも、今稼げるだけ稼いで、それを不動産投資とかに充てているの。

60歳になったらそこでのんびり暮らしながら、知人と遊ぶんで暮らすつもり！」

という話になりました。

 

もっと自分の会社をこういう風にしたい、
お客様にこんなことしてあげたい、
将来、こんなことをしたい

といったビジョンのお話も出ました。

すでに起業した人も、「やりたいこと」は尽きません。
「やりたいこと」は、いったん見つけても、どんどん変わっていきます。

 

頭で考えても見つからない「本当にしたいこと」。原因は迷うことにあった！

「自分が本当にやりたいことって何だろう？」

 

生きている間に一度は（人によっては何度も）考えたことがあると思います。

でも、簡単に見つかるものでもないですね。

見つかった！と思っても、本当にそれがやりたいことなのか？と、また考え直す・・・

実は、「本当にやりたいこと」は、見つけようとすればするほど、頭で考えれば考えるほど、迷いが生じるのです。

頭で考えることで迷いが生まれる要因はいくつかあります。

 

情報が多すぎる 

今の世の中は情報が溢れています。

考えることが多ければ多いほど、選択肢や情報が増えるため、それを処理するのに脳が追いつかなくなることがあります。

情報が多すぎると、どれを選べばいいかわからなくなるので、迷いやすくなります。

 

不確定要素が多い

起業という、未経験のことについて考えることは、未来について考えることです。

正解もなく、不確定な要素がたくさんあるため、どの選択肢が最善か判断しにくくなり、迷いが生じることがあります。

 

自分の持っている知識や過去の経験をもとに考える

 

誰でも、起業をするからには成功させたいという思いがあります。

成功できるかどうかを、頭で考えるということは、判断材料を自分が持っている情報から探すことになります。

時には判断材料が過去の経験や失敗であったりする場合もあるでしょう。

 

人には、成功よりも失敗の方が記憶に強りやすいという傾向があるため、失敗した場面が頭をよぎって、やっぱりできないかも、という迷いを引き起こす要因となります。

過去の失敗から学び、それを未来に活かすことは大切ですが、

過去の失敗に囚われすぎると、将来の可能性を制限してしまう恐れがあります。

 

他人と比べる

頭で考える過程で、自己評価や他者との比較が、迷いを生じさせることがあります。他者がどう思うか、他者と比べて自分はどうかなどを考えすぎると、選択が難しくなります。

さらに、女性の起業の場合は特に、

仕事と子育てや家庭とのバランス、親の介護、

自分自身の将来のビジョン、はたまた家族からの理解など、様々な要素を考慮しなければなりません。

色々なことを考えているうちに、

本当にやりたいことが見えなくなってしまうことも多々あります。

頭で考えること自体は悪いことではありません。

逆にこれができる人は、色々なことを考える力や想像力がある人でもあります。

起業をする際には、これも一つの強みになります。

でも、頭で考えることをいくら続けても、

結局何がしたいのか、答えは見つからない…

見つかったとしても、迷う…

となって、ここから抜け出せなくなる人が多いのです。

 

起業で何をするか迷ったら、「見つける」のではなく「決める」

そんな時に大事なのは、

「見つける」ことではなくて、まずは軽い気持ちで「決める」こと。

決めた瞬間、行動が変わるんです。

 

どういうことかというと、

いったん何をするか決めると、決めたことに対してモチベーションが上がります。

そこから、決めたことを達成するために、色々な行動が始まります。

例えば、紙に書いたり、学んだり、人に相談したり、作ってみたり、応募してみたり… 

 

やりたいことを「決める」ことで、そこに集中しやすくなります。迷いや不安も減って、目標に向かって効率的に行動できるようになります。

そして、行動すれば、必ず何らかの結果が生まれます。

 

行動する時も、軽やかに一歩踏み出してみましょう。

たとえうまくいかなかったとしても、新しい経験を積むことができます。経験から学んだことで成長し、自信がついて、なりたい自分に近づくことができます。

また、決めて行動を起こすことで、周囲の人々との関係が変わったりします。

自分の意志をはっきりと伝えることで、「何かできることある？」「こんな情報あるよ」といった周囲からのサポートや、理解を得やすくなることがあります。

とはいえ、「でも、やっぱり決められないよ」って思うかもしれません。

 

しかし、これまで行なってきた、女性の起業支援の相談業務から感じるのは、

そういった方の本音の部分には、

やりたいことがわからない、というより、

不安感があるから決められない、

という気持ちを持っている人が多い、ということです。

 

起業の心構えは軽やかさが大事。いったん決めても変えてＯＫ！

不安があるのは、当たり前。

他の先輩起業家さん達も、たくさん不安はありました。時には健康的な面の不安、トラブルも・・。

 

でも、結果を出しているのは、不安を抱えたままでも決めるからです。

不安は、起業をしたからといって消えるものではありません。
ずっと付き合っていくものです。

だからこそ、
起業スクールの受講生さん、自分のクライアントさんにもよく言うんです。
「いったん決めましょう。後で変えてもいいですから」と。

 

後で変えてもいい、というのは、動き出してみると、思いがけずお客様の要望もあり、変更したくなることが多いからです。
でも、それでいいんです。

決めて前に進むことで、
物事がどんどん動き出すし、やっていくことで、
自分が本当にやりたいことが見つかることも多いです。

 

始めに持っていた不安も、目の前のことに集中しているうちに、いつの間にか気にならなくなったり、解決したりすることもよくある話です。

起業で成功している人たちも、
不安を抱えつつ「決める」ことを繰り返してきて、
一つ一つ乗り越えてきました。

それが今に繋がって、自分がしたいことで起業できているし、
これから叶えたいものについて話せるのです。

いきなりそれを目指したのではなく、
目の前にあることをやってきたからその人の今があります。

軽やかで大丈夫です。一歩一歩踏み出すことで、常に新しい道が開けます。

見つけるために決める。
逆転の発想で、進みましょう！

 

起業の準備で何から始めるか、一度計画してみませんか？

何から始めればいいかわからない方にまずおすすめするるのは、ペンでノートにかんたんでいいので、起業計画を自由に書いてみることです。

計画を書こうとしてみると、何がわからないか見えてきて、「検索しよう」「相談しよう」「本屋さんに行こう」等、次のアクションが見えてきます。

 

「私は一年以内に動き出したい」「現実的な計画を考えたいので教えてほしい」といった、起業準備に関するご相談は、お気軽に個別相談をご予約ください。