こんにちは。女性の起業・経営を支援するチアフルプロ(Cheerful pro)事務所 女性起業家専門コンサルタントの橋本かんなです。
過日、2024年6月10日、主宰する女性起業家のためのコミュニティーの、特別企画を実施しました。
日本の有名な経営者の考え方に触れることで、視野を広げ、
起業・経営のヒントを持ち帰ったり、
女性起業家さん同士の親睦を目的として開催しました。
場所は世界の屈指の観光地、京都
起業・経営の学びのみならず、ランチではゆば御膳に舌鼓を打ち、
穴場スポットでお参り、歴史に触れ、充実した日帰り研修旅行となりました。
研修の概要
今回取り上げさせていただきたのは、日本の実業家であり松下電器産業(現パナソニック株式会社)の創業者、松下幸之助さん。パナソニック製品はエアコン、ナノケアドライヤー、電子レンジなど、多くの家庭でお馴染みですね。
既にお亡くなりになっていますが、当時から日本のあらゆる企業のみならず、
個人の生き方や社会の在り方にも大きな影響を与えたそうです。
情報が多く、迷いやすい時代だからこそ、温故知新、古きを知り新しきを知る機会として、
企画しました。
参加者は既に起業した方と、
お勤めしながら起業準備をしている方と、総勢6名と私の計7名。
業種はサロンオーナー、マーケティングのフリーランス、
スポーツ教室やフラワーアレンジメントの先生などなど、
様々な業界から集まった女性陣でした。
松下幸之助について
若い人からすると、「このおじいちゃんは誰?」となるかもしれませんが、戦後日本を先進国に押し上げ、日本人に豊かな生活をもたらした代表的な大企業の創業者で、歴代のビジネスマンで最も有名な方と言えるかもしれません。
1894年、和歌山県に生まれた松下幸之助さんは、パナソニックを創業し、同社を世界的なメーカーへと成長させました。
16歳で大阪電灯(現関西電力)に入社し、7年間勤務。その後、24歳のときに松下電気器具製作所を立ち上げ、これが現在のパナソニックの原型です。
創業から17年後の1935年に法人成りし、松下電機産業が誕生します。同社は、白物家電を中心に世界中に製品を拡販。大企業への階段を上っていきました。
現在はパナソニックとして全世界で6兆円を売り上げる日本屈指の家電メーカーにまで成長しています。
当然今と異なる時代背景なので、同じことを同じようにやって成功するとは限りません。しかし、その中でも普遍的に変わらないこと、時代が時代が変わっても自分たちが忘れちゃいけないことが松下さんの経営哲学にたくさん詰まっています。
研修の内容
午前中に、京都駅すぐそばにある株式会社PHP本社に訪問し、松下資料館を見学。映像・展示パネル・元館長で現顧問でいらっしゃる遠藤さんによる解説を通じて、松下哲学の一端を学びました。
学びと気づき
資料館では、松下幸之助自身の起業のきっかけ、身体が弱かったので人に協力してもらいながら夢を形にしていった軌跡、商売の心得、経営とは何かといったことを、
ビジネス用語を知らない人にもわかるようシンプルかつ具体的な言葉で語られていました。
「会社や自分の能力、儲けたお金は、社会のために預かっているものだと思わなあかん」
社会が求める仕事を担い、次の時代に相応しい社会そのものをつくっていく役割があるから、繁栄していくんだよと。
世界的な経営者からの学びですから、
私たちはどうしても、「成功の秘訣」「具体的なやり方」を知りたくなるのですが、
そういった表層的なことを教えてくれるのではありません。
松下さんが特に強調しているのは「素直な心」の実践。これを、あらゆる角度から教えてくれました。
「素直」とはどういうことか
素直とはただ何にでも従順であることではない。
何ものにもとらわれず、
物事の真実、何が正しいかを見きわめて、これに従う心の姿勢である。
行うのは難しいですが、そんな自分でいられたらな、とスッと入ってくるのを感じます。また、松下さんが使う「心」という言葉が、ただ頭で納得させるのではなく、感情に響かせてくれるのです。
個人的に印象に残った言葉をいくつかご紹介します。
例えば、
「私心にとらわれない」
※私心
自分の利益だけ、自分1人だけの考え
「素直に受け取れない時に
判断を誤る」
「素直であれば周りからもお客様からも愛され、
ビジネスマンとしてうまくいく」
胸に響きすぎて、この日私は何度うなったことか。(笑) 特に「私心にとらわれない」は、
やりたいことがやりたい人間にとってこれほど突き刺さる言葉はありませんね…。
私自身は自分のこれまでのことを思い返すと、
良い時は素直さがあったように思うし、
悪い時はどこかひねくれた自分がいたな、と自分の未熟さを反省しました。
また、ここで学ぶことは、私生活にも影響があると思いました。
全ての女性ではないかもしれませんが、女性の人生や生活は「家族」の影響が大きく、仕事と家族のバランスに悩む方が多いのが現実です。
家の用事、介護、子ども、夫などのパートナーの状況等。
シンプルに仕事のことだけを考えて生活すると、
歯車がうまく回らない時がある・・・と感じる方も少なくないのではないでしょうか。
そんな中で、この素直な心の実践があれば、
家族と良好な状態や良好な関係を築けるだろうなと、
私自身の家族に対しての自分の行いや、心構えも見直す機会となりました。
ビジネスでもっと結果を出したい、
何かうまくいかない・・・とモヤモヤしている時、
何事も具体的な行動は大切ですが、
本人の精神状態で、うまく転ぶかそうでないかは大きく影響されます。
松下氏の「素直な心」で取り組むことこそが、
うまくいく一番の秘訣だと、教えてくれたように思います。
参加者の声
「想像以上に心に沁みる言葉をたくさん浴びて、成長したい!!と改めて思えた充実した1日でした。そして何と言っても、皆さんと行けたらこんなに感動して楽しい1日になったと思います♪」
「とーーーっても刺激的な一日で、皆さんにもお会いできましたし、参加して本当に良かったです。またPHP研究所にも訪れたいなと思いました!」
「色んな意味で心が洗われました。楽しく勉強になった今日を皆様と過ごせたのは、宝物です」
「PHP研究所では心に刺さる言葉や想いが多く、人として成長していかなければならないと感じました。これからも感謝を忘れず、そして私心にとらわれない人間になっていきたいと思います」
充実した時間を過ごしていただけて嬉しく思います。ご参加くださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです!
筆者の実話
最後になりましたが、実は2016年、今から7年前の同時期、私は今回訪問したPHP本社、松下資料館に来たことがあります。
会社員をやめて、ダブルワークで起業のことをやっていた時に、知人の女性経営者に連れていってもらったのです。自分のことで精いっぱいだった時期でしたが、この時にこの京都で学んだことが、どこか私の心の支えになっていたんです。
時を経て、連れていってもらう側から、こうして女性起業家の卵の皆さんをお連れすることができたのが、何よりも感慨深かったですね。
いつか今回のメンバーのどなたかが、またこの「素直な心で実践する起業経営」のバトンを、繋いでいただけたらな・・・なんて淡い期待もしつつ。個人的な夢が一つ叶った瞬間でもありました。
まとめ
今回の時間を通じて、参加者の皆様にとって、迷った時の拠り所のひとつが見つかったことと、
同じことを学ぶ仲間がいる心強さ、パワーを改めて感じました。
定期的にこういったことは企画していきたいと思いますので、読者の皆様、引き続きよろしくお願いいたします。
株式会社チアフルプロ(Cheerful pro)
橋本かんな
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