こんにちは。女性の起業・経営を支援する株式会社チアフルプロ（Cheerful pro）女性起業専門コンサルタントの橋本かんなです。
今回は、フラワーアレンジメントを通じて自分の「好き」を形にし、現在フリーランスとして「お花の定期便」を展開する石田さとみさんのストーリーをご紹介します。
石田さんは、会社員として働いていた日々から「このままでいいのかな？」と迷いを感じていたときに、弊社の個別相談や起業スクールに出会い、ご自身の価値観を見つめ直すことで、本当にやりたいことにたどり着きました。
「どうやって好きなことを仕事にするの？」という方にとってヒントになるお話です。それでは、さっそく伺っていきましょう。
お花に触れている時が楽しい、その気持ちが起業の道を開いた
石田さんは現在、パーソナルカラリストとして「Hortensia（オルタンシア）」の屋号でフリーランスとして活動しています。
ブーケの制作やレッスンを中心に、お花を通して人々の暮らしに彩りを届けるお仕事をされています。
そんな石田さんですが、もともとは会社員として働くごく普通のOL生活を送っていました。
しかし、日々の仕事を続ける中で、ふと「この仕事を一生続けていくのは何か違うかもしれない」という思いが芽生えてきたといいます。
そのタイミングで、彼女が何より心を動かされていたのが「お花に触れている時間」でした。
「仕事の合間や休日にお花をいじっているときが、何より楽しかったんです。自分の気持ちが和らぐというか、“これが本当に好きなんだ”って気づいたんですよね。」
そう語る石田さんは、やがて思い切って方向転換を決意。
自身の“好き”を大切に、フラワーアレンジメントの世界へと一歩を踏み出すことになりました。
桜スクールでの価値観の棚卸し。「やっぱり私にはこれだ！」
フリーランスとしての道を選ぶ――そう聞くと、前向きで華やかなイメージを抱きがちですが、実際には大きな不安がつきものです。
石田さんも例外ではありませんでした。
「正直、不安しかなかったです。何が不安かさえ分からない、でも漠然と怖い。そんな状態でした。」
そんな中で、石田さんが参加したのが、女性起業家を育成する「女性起業家になるための桜スクール」。
講座の中で行った「価値観の棚卸しワーク」が、大きな転機となりました。
「自分の好きなこと、影響を受けた人、尊敬している人などを書き出していく中で、“ああ、やっぱり私はお花が好きなんだ”って再確認できたんです。」
この“言語化”が、石田さんの中に軸をもたらしました。
そして、もうひとつ心を軽くしてくれたのが、「失敗してもいい、やめてもいい」というシンプルな考え方でした。
「やってみてダメだったら、その時に考えればいい。そう思えたことで、肩の力がスッと抜けて、まずはやってみようと動けるようになりました。」
不安を抱えたままでも、「好き」という気持ちに素直になったことが、石田さんの最初の一歩を支えてくれたのです。
プレ販売で20名が体験。「いいものを伝えたい」想いが原動力に
自分のサービスを世の中に広めていく──それは起業において最初のハードルかもしれません。
石田さんも「お花の定期便」をスタートさせた当初は、口にすること自体に戸惑いを感じていたといいます。
「最初はやっぱり恥ずかしさがありました。でも、“これは本当にいいものだ”って自信を持てるようになったからこそ、“誰かに届けたい”って自然に思えるようになって、会う人みんなに『こういうことを始めました』って伝えていました。」
そんなふうに一歩踏み出して始めたプレ販売は、石田さんにとっても大きな手応えを感じられる機会となりました。
「おかげさまで、20名の方にご利用いただきました。当初は3人とか5人くらいかなって思っていたので、まさかこんなに多くの方が受け取ってくださるとは思わず、本当にうれしかったです。」
“伝えること”を恐れず行動したことで、石田さんの「お花の定期便」は確かなスタートを切ることができたのです。
フィードバックを活かして、理想のサービスに育てる
プレ販売での初回利用者は、石田さんの知り合いが多かったそうです。
だからこそ、サービスの質を高めるために、あえて“本音の声”を求める姿勢を大切にされていました。
「遠慮せずに、正直なフィードバックが欲しいですと最初にお願いしました。すると本当にありがたいことに、良かった点はもちろん、改善した方がいいところも率直に伝えていただけて。」
その一つひとつの声が、今の「お花の定期便」を形づくる貴重なヒントになったといいます。
「最初の段階でたくさんのご意見をいただけたおかげで、サービスとしての軸がクリアになりました。あの時の声がなかったら、今の形にはなっていなかったと思います。」
“完璧”を目指すよりも、“育てていく”姿勢を持つ。それが石田さんのサービスが支持を集める理由の一つかもしれません。
自分の「好き」を信じることが成功への第一歩
インタビューの最後に、これから「自分のやりたいことを見つけたい」と思っている方へ、石田さんからこんな温かいメッセージをいただきました。
「こんな私でも、一歩を踏み出してみたら、好きなことを仕事にして楽しく過ごせるようになりました。だから、もし今迷っていたり、自信がなかったりする方がいても、まずは“自分の好き”を見つけることから始めてみてください。」
自分の“好き”を信じて行動に移したことで、石田さんは今、等身大の幸せと充実を手に入れています。その姿は、これから一歩を踏み出そうとする人たちにとって、心強い背中になるはずです。
🌸「お花の定期便」が気になる方は、ぜひ石田さんのInstagramからお問い合わせください。
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