こんにちは。株式会社Cheerful proの橋本かんなです。
女性たちのキャリアや起業をサポートしていると、ある“共通のタイミング”に出会うことがあります。
それは、「新しい私が目覚める直前に起きる、妙な不安やブレーキ」が起こる状態です。
決断をして、一歩踏み出した瞬間に起こるその行動を止めようとするような出来事。
・忙しくないはずなのに、
なぜか予定が重なって身動きが取れなくなる
・家庭内でトラブルが起きて精神的に引っ張られる
・それまで順調だったのに、急にモチベーションが下がり
「何もやる気が出ない」状態になる
・長らく連絡のなかった知人や家族から、
タイミング悪く相談やお願いが入る
・不安が強くなり、「もっと準備しなきゃ」と完璧主義に引き戻される
・予期せぬ出費が続き、お金の不安が急に大きくなる
そんな時こそ、実は大きな変化が始まるサインかもしれません。
今日は、「新しい自分」が目覚める直前に起きることを、一緒に言語化してみたいと思います。
1. 目覚めの直前に起こる不思議なブレーキ
もし、あなたが自分の事業について決断した時に、先ほどのような出来事が起こったらどう感じますか？
多くの方がこんな風に感じます。
「なぜこのタイミングで…？」
「やっぱり私には無理だったのかな」
「これは神様がやめとけって言ってる？」
自分の気持ちや決断について自信がもてなくなり、自分を責めてしまう気持ちを抱く方もいらっしゃいます。
ただ、こういったことが起こることは、「目覚めの直前」であるサインであったり、変化の前に訪れる＜不思議なブレーキ＞である場合があります。
こうしたブレーキは、キャリアの転換期、人間関係の変化、
ライフステージの節目など、人生の重要なタイミングに起きやすいものなのです。
判断の鈍り、緊張でのこわばり、思考が止まらないなど、すべて、現状を維持しようとする働きの表れなのです。
2. 「違和感」は、変化の入り口
人は変化を前にしたとき、最初に「違和感」という形でサインを受け取ります。
何かがうまくいっていないような気がする。
楽しいはずの日常なのに、少しだけズレを感じる。
この【なんとなくしっくりこない感覚】が、実はとても大事なんですよね。
多くの方はこの違和感を「自分が間違っているのでは」と受け止め、否定してしまいます。
でも本当はそれこそが、あなたの感性が次のステージへ移ろうとしている証拠。
“今までの自分”にはもう収まりきらなくなってきただけなのです。
ちょうど、成長期の身体が少し痛むように、心も拡張期にはザワザワするんです。
私にもこの違和感を感じる瞬間がありました。
ある時、1人でも多くの人に知って欲しい女性の起業支援の企画があり、それを自分の個人のSNSで投稿しようかと思った時です。
電車の中、スマホに文字をを入力する指が震えました。
そうこうしてる間に思考がぐるぐると回り始めます。
「これ１つ投稿しても大した影響はないし」
「誰も見てないし」
「モヤモヤするなら無理する必要ないか」
こうしたブレーキは、キャリアの転換期、人間関係の変化、
ライフステージの節目など、人生の重要なタイミングに起きやすいものです。
これは「ホメオスタシス」という心身の機能によるものです。
変化から私たちを守るように働きます。
ホメオスタシス、聞いたことありますか？
たとえば、判断が鈍ったり、緊張で体が重くなったり、思考がぐるぐるして止まらなくなったり。
すべて、現状を維持しようとする働きの表れ！なのです。
今思えば、ホメオスタシスの症状で、不安な自分を理由に、現状維持させるために、行動を止めさせようとしていたんだと思います。
結果的に私はそこで諦めることはせず、投稿ボタンを押しました。
その時、頭の中で自分の殻が「パキッ」と割れる音がしたんです。
表現を変えると、
「これが今の私なんだ」と、心が定まっていく感覚です。
その時から、新しい自分を受け入れることができ、事業を進め、拠点を増やすことができました。
変わるのは怖いと思います。
でも、その先にいるのが「本当の自分」だとしたらどうでしょうか？
違和感は、そうなる前に「次の扉がそろそろ開きますよ」と教えてくれているのかもしれません。
3. 新しい自分は、静かな時間から育つ
変化の前には、「静けさ」がやってきます。
行動してもうまくいかない、やる気が出ない、何もする気がしない——。
この停滞期を怖がらないでほしいのです。
多くの人が「頑張っているのに進まない」と焦ってしまいますが、それは“芽が出る前の土の中”のような時期。
動かないように見えても、心の奥では確実に準備が進んでいます。
水面下で考え方が少しずつ変わり、価値観が再編されていく。
そしてある朝、ふとした瞬間に「これだ」と感じる道がスッと見える。
そんなふうに、変化は静かに訪れます。
だからこそ、焦らず、立ち止まる時間を“悪いこと”と捉えないでください。
静けさの中にこそ、次の行動の種があります。
4. 静けさの時期にできる3つのこと
今まさに、「何かが変わりそうで変わらない」モヤモヤの時期にいる方へ。
この時期を上手に過ごすための、ちょっとしたヒントをお伝えします。
① 変わらないことに集中する
家事や日々のルーティンなど、“淡々と続けられること”を意識してみてください。
変化の時期ほど、シンプルな行動があなたの心を支えてくれます。
② 思考より感覚を信じる
考えすぎると、正解探しのループにハマりがちです。
「なぜか惹かれる」「なんとなく安心する」——そんな感覚を少し大切にしてみてください。
③ 余白をつくる
忙しさで埋めるより、空白をゆるやかに受け入れること。
自由な時間や静かな空間が、自然と次のアイデアや気づきを運んでくれます。
5. 新しいステージは、静かな決意から始まるの
「新しい私になる」と聞くと、何か劇的な出来事を想像しがちですが、実際には小さな違和感を認め、小さな選択を変えることから始まります。
たとえば、
働き方を少し変えてみる
無理な人付き合いを減らしてみる
長く我慢してきたことを“やめる”と決める
そうした小さな選択の積み重ねが、「新しい自分」を作っていくのです。
人生は何度でも更新できる。
過去にしがみつく手をゆるめたとき、ほんとうに出会うべき自分が顔を出します。
大きく変化することで、新しい自分に出会えます
新しい自分に出会う前には、必ず“静かな揺らぎ”が訪れます。
それは、不調でも行き詰まりでもなく、脱皮のサインです。
違和感は、変化の入り口
手放すことで、新しい可能性が広がる
静けさの中で、信じる感覚を思い出す
変化の前の「静けさ」は、次に進むための準備時間。
焦らず、立ち止まることを恐れず、心の声に耳を傾けてみてください。
新しいあなたはもう、そのすぐ近くで目を覚まそうとしています。
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