Last Updated on 2022年4月16日 by Cheerful pro
こんにちは。
女性の起業・経営を支援するチアフルプロ（Cheerful pro）代表の橋本かんなです。
今日のご相談はなんでしょうか？
かんな先生こんにちは。
私、自分の起業で成功させたいんですけど、自信がないんです…。
やりたいことは決まっていますか？
添加物の入ってない食事を出すカフェをやるのが夢なんです！
でもうまくいくか自信がなくて、動けなくて…
素敵な夢ですね。
夢を夢で終わらせない方法をお伝えしましょう
やりたいことはあるけど、起業してうまくいく自信がない・・・
そんな風に思う方は多くいらっしゃるかもしれません。起業に必要な自信をつけるまでのプロセスをお話をしたいと思います。
実践的な起業準備の1番の原動力はこれ
突然ですが、あなたに質問です。やりたいことについて、あなたは試しに作ったこと、やってみた経験はありますか？
自分の商品・サービスが既にあり、これは良いものだという「確信」が起業の1番の原動力です。
HP、SNS、ブログの発信の仕方などの売り方・手法を知りたい方は多いですし、実際にそこは大事ですが、（ここについてはこちらhttps://cheerful-pro.com/archives/4014#SNS）
そもそもの「商品」「商品力」があるかどうかで、発信をした後の結果は大きく異なります。
自信がない方の大半は、実は自分の商品・サービスをちゃんと作っていない、自分の商品・サービスへの効果の実感がないケースがとても多いのです。目に見えないものを販売しようとするサービス業の方に、特に当てはまります。
試作、治験、テスト販売を繰り返そう
日常で私たちが購入するものは、「生産者が初めて作ったもの」であることないですよね。世の企業、経営者たちは、「お客様が喜ぶものかどうかもわからないもの」は販売していません。お客様に提供する商品に対して、試作品づくりやテストを、何度も何度も何度も何度も（・・・しつこいくらいに）繰り返します。しかも製品ができてからも改善は続けられます。
例えば薬だと「治験」という、病気に効果があり、人に使用しても安全と予測できるまでの試験があるのですが、それを繰り返します。
このプロセスを辿るからこそ、自信のある商品・サービスが生まれ、セールスポイント、特徴が明確になり、多くの人に知ってもらうための活動が身を結び、広まっていくのです！
起業を考える時は、「こんなのを作って販売したい」「資格を取ったから、勉強したから」「家に沢山あるから」から始まるかもしれません。でもそれはあくまできっかけ。試して試しての繰り返しです。
起業を考えるようでしたら、アイデアをまとめた後は試作、テスト販売を自信が持てるまでやりきる覚悟を持っていただきたいと思います。
起業アイデアが決まってきたら
売りたいものはあるけど自信がない場合は、「私のこのサービスはここが良いんです！」と自信を持って言える前の状態です。そんな時は、ぜひまずは、お試し商品を用意してみてください。
「添加物の入ってないカフェ」をやりたいなら、添加物入ってない料理を人に食べさせる目的で作る。「英語を教える」なら、試しに30分のレッスンを1人でやってみる。「カバン」を売るなら、自分のためではなく人に勧めるためのものを作ってみる、買ってみる。
これをすると、人に食べさせるものを作る時はいつも以上に素材の分量を気にする必要があること、教えるためにタイムスケジュールや簡単な教材などのツールがいる、物を売るなら特徴がある商品を仕入れる必要がある、など色んな課題が見えてきます。
この時点では、本当に売れるレベルのものは準備できないかもしれません。でも、やってみて「もっとやりたい」「私やはりこれに興味があるかも！」などと何かしらの実感が湧きます。手応えを感じる方もいるでしょう。逆に「ちょっと違うかも」と思うなら、自分の起業アイデアを見直すきっかけが得られます。
起業して商品サービスを販売するのは怖さもありますよね。基本的にこの怖さの理由は「失敗」です。特に日本人は失敗を極度に恐れる傾向があると言われています。
しかしこの段階の商品・サービスの試作品は、失敗しても規模がめちゃくちゃ小さいのでフォローできる範囲ですし、失敗しても何も失わないですし、誰かに大きく迷惑をかけるでもありません。
かけたコストも商品一つか二つ分の費用程度なので、大きな痛手にはならないはず。
（実際にはこれは単なる失敗ではなく、経験が得られる、データ、情報が得られるというメリットが多いんです＾＾）
今あなたの目の前に理想的なお客さんが現れたとして、私の商品はこれです！試作品ですが見てみてください。と提示できますか？やってみたいことがあるなら、その商品・サービスを試しに用意することから始めてみましょう。
集客、SNSは「なんでもいいから試しに始める」は違う
先ほど、たくさん試しましょうと述べました。しかし、ここで勘違いされたくないのですが、起業において、全て何でもかんでも試して始めていいわけではありません。
特に集客、ブログやSNSなどの発信については、「なんでもいいから試しに始める」はおすすめしません。
集客はテスト販売より結果が見えるまでに時間がかかるので、大きく道がズレていると、膨大な時間やお金を失います。
「お客様の悩みやお客様が見たいものは何か」「どこでどんな発信をすべきか」紙に書き出し、他の人の成功事例を調べ、自分なりの答えを出してから始めてくださいね。
あなたが愛されるべきは「今のあなたがいい」というお客様
商品・サービスを用意してみるとお話しましたが、ここで完璧、100点満点でなくても大丈夫です。それなりなら、それなりでいいというお客様を対象に販売していけばいいのです。
市場には色んなお客様がいます。たとえ高級バッグが欲しい人も、正規の店で買いたい人もいれば、あえて中古の使い倒した物が欲しい人だっているのです。料理だって、完成したものより、具材を切っただけの状態のものが欲しい人もいますから。（オイシックス社や生協などであります。）
今のあなたで十分誰かの役には立てます。
起業・経営に終わりはありませんので、起業をスタートすれば自ずと自分がレベルアップします。
ですから、小さく試して始める心持ちで踏み出していただきたいのです。
もちろん高い理想を持つことは重要です。
ですが、それで動けないようだと元も子もありません。
「今のあなたでいい！」「あなたから買いたい」そんな人をはじめは顧客にするのが我がチアフルプロ（Cheerful pro）の起業の始め方ですから、今のあなたで用意できる商品・サービスを精一杯用意して、自信を育てていきましょう。
やりたいこと、商品サービスがまとまっていない方は、一度ご相談いただければと思います。あなたのやりたいことに近い、他の人が小さく始めて自信やサービス、収入を育てた事例をお伝えします。
ではまた。
女性起業家専門コンサルタント 橋本かんな
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