こんにちは。
女性の起業・経営を支援するチアフルプロ(Cheerful pro)代表の橋本かんなです。
「起業したいんですが、いま動いて大丈夫なんでしょうか?」という話についてです。
やりたい気持ちはあるんですが、
先送りした方がいいかな、とか、
逆に退路を立つために、逆に今すぐ始めた方がいいのかな、とか…
やりたいことはなんとなくある。
だけど一歩が踏み出せない、こんなご時世だし・・・。
多くの人が抱える悩みです。起業していても、ガッと動けないと感じる女性も多いように見受けられます。
先ほど出てきた鈴木さんの言う「退路を立つために今すぐ始める」は全くもって責任が取れませんので(笑)、私からオススメすることはありません。冷静に今の状況を分析して、判断することが得策です。
ご想像の通り、世の中の経済状況は決して楽観視できるものではありません。中小企業の経済状況を調べる指標があるのですが、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響を受けて、専門家の評価は過去最低となってしましました。
メディアを見ると、Go toキャンペーンで日本経済は盛り上がりを見せてるかのようですが、実体経済はよくなっていませんので、起業環境としては極めて厳しいと言えます。女性起業家の専門家である私たちでさえも「そんな時こそ起業ですよ!」と安易には言えない状況です。
「諦めるしかないかな…」なんて言わないで私の心の声!!という読者もいるかもしれません。景気が悪かろうが良かろうが、私たち一人一人の人生は続きます。
やりたいことをやってる人はやっていきます。私もその1人ですし、仲間、起業スクールの卒業生、私と出会った多くの女性達はその部類の人達と言えるでしょう。
ここの読者も、そんな風に活きいき働く女性たちの仲間入りをして欲しいと心から思っているのです。
もっと自分らしく働きたいし、現状を変えたいし、独立の夢が諦めきれないから苦しいんですよね。それならやることは一つだけ。「どうしたらできるのか?」を考えることです。
本日の記事は「ワーク(作業)形式」を盛り込みました。ぜひ手帳とペンを準備して読み進めてくださいね。
このコロナ禍の起業・独立の起業準備 2つのポイント
いま、起業すべきかどうかについて、今から述べる2つのポイントで判断してみましょう!
①やりたいことが時代のニーズに合うか
②◯◯続けること(答えは後ほど)
一つ目のポイント「やりたいことが時代のニーズに合うか」どうか
漠然としたアイデア・考えでも結構です。あなたのやりたいことがこれからの時代に人が求めていることと合致すれば、商品・サービスに昇華させることができ、地道な集客活動を続けることで、あなたの商品・サービスは購入してもらえます。
人がお金を払う、社会から対価を受け取れるのはこの条件です。
・社会のニーズを満たす、困り事を解決する
・お金を払ってでも解決したい悩みや期待・夢
コロナ禍でも例はたくさんあります。これまでイベント関係の手土産品の売上が多かったお店が、自宅で食べるおやつ系の菓子で需要にあった商品開発をし、ネットで販売したところ、好調となった。在宅ワークの需要が増え、在宅ワークに合ったアプリや業務システムを企業に提案するコンサルティングサポートの問い合わせが急増した。リアルのセミナー運営を得意としていたが、社会的に利用者が増えたオンラインセミナーを研究し、オンラインセミナー導入のための講座が売れ続けている、など事例は様々です。
コロナウイルス感染症の影響で、何のニーズが増え、何が減少したのか、これから何に取り組むべきか考えるのです。そこに自分のやりたいことと、リソース(能力、強み、持っているもの)と照らし合わせて、客観的に判断してみましょう。
①減ったニーズ
②増えたニーズ
をそれぞれ書き出してみましょう。
▲POINT
もしあなたがやってみたいことが、②に当てはまるなら、今起業を考える価値は十分あります。当てはまってないようなら、改善ポイントが見えたということですね。
二つ目のポイントは「◯◯続ける」覚悟があるか
安定した仕事を捨てて、未来を自分の力で作る独立の道は、平坦なものではありません。かく言う私も生活費を確保するために、3つの仕事を掛け持ちしてた時代もあります。独立して食べていけてる人は一握りと言われています。今回のコロナ程大きな環境の変化がなくとも、時代の景気に少なからず左右されることもあるでしょう。
成功の大小はあっても、女性の起業家で、「好きな仕事ができ、それで食べている」人には共通点があります。それは良い意味で「諦めが悪い」ところです。
起業の世界は、誰にも強制されず、誰も代わりにやってくれません。ですから、諦めようと思えば、簡単に無かったことにできてしまいます。しかし、同じ環境でも「私は理想の人生を歩みたい」「やりたいことがある」思いがある人は、人が止めても動き出します。
つまづくこともあるでしょう。例えそうなっても、諦めないですむにはどうすれば良いのでしょうか?
起業・経営人生で、私たちを助けてくれる最大のヒントは「学び」です。人からの学び・本からの学び・ニュースからの学び・経験からの学び。私たちはあらゆる物から学ぶことができます!
日本が誇る大企業「パナソニック」の創始者 松下幸之助さんは、高卒・中卒、ではありませんよ。なんと小卒、でもなく「小学校中退」でした。(!)「自分より従業員やお客様の方が頭がいい」と言い、周りの声に耳を傾け、そこからの学びを事業経営に役立てていたそうです。
成功した女性たちも、結果を出すためにどうすればいいのか?考え、わからなければあらゆるものから学び、実践し、結果が出るまで諦めなかったから今があるのです。
「まだ私はそんな強い自分じゃない…」でも大丈夫です。何かあっても学び続ける、成長し続けることを決心すると、そこから徐々に諦めない体質に近づきます。そうすれば、身体が勝手に動き出すのを、多くの女性を見て私は実感してきました。
今日二つ目のワークです。
あなたは、能力を高めるために、何か取り組んでいますか?
諦めない、理想の自分になるために、知りたい・学びたいことはなんですか?
答えを書き、取り組めていたら、既にできている自分を褒めてあげることが大切です。実践できていなくても、書くことで今の自分に必要なことがわかった後は、その情報を得られるところはどこなのか、検索してみることをオススメします。
(ちなみに「検索」も立派な行動・実践です。検索は市場リサーチです。わからない・知らないことは1人で悩まずどんどん検索して、先人の知恵をいただくことも私が日頃からさせてもらってるアドバイスの一つです。)
「これからの人」の最大の強み、「囚われ」が無い!!
これから新しいビジネスを始める人、今それに取り組みつつある人の、1番の強みは、「過去に囚われず、これまでになかったもの、既にあるものの改善版をしがらみ無しでスタートできる点」です。
このコロナ禍で特に大きなダメージを受けているのは、過去の延長線上で現在のビジネスが成り立つ観光産業・伝統産業です。また、この「働き方改革」の環境下で人手の確保に苦労しているのは、古くからある製造業などです。
世の中の企業、人はどうしても過去の栄光、手放せない資産があると、身動きが取れず、長い目で見ると実は負債だったということがよくあります。その点、これからの人は、囚われているものがありません。これはすごい強みです。私なんかはもう、「可能性しかないじゃないか」と思ってしまう程です!
原点に立ち返り、自らのやりたいことがニーズを捉えているかを考え、何か困っても学び、諦めない自分でいることを目指せる自分か、胸に手を当ててみると、「いま、起業するか」の答えが出るでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
女性起業家専門コンサルタント 橋本かんな
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