【起業の始め方】知らないオムライス屋さんのカレーは売れない

「最近起業したけど、思うように売り上げが上がらない・・・。」
「やりたいことが沢山あるから、複数サービスでスタートしたいと思う。」

こういう方は多いかももしれません。
でも待って！

そんな時やっちゃいけないことは、「商品・サービスを増やしていくこと」です。

 

想像してみましょう。
あなたはたまたま知らないオムライス屋さんに入ったとします。

 

メニューを見ると、まず最初はオムライスと書かれています。
ページをめくればカレーライスにパスタ。スイーツと抱負な品揃え。

このお店に来たあなたは「この店に来てよかった～」と思いますか？
どちらかというと、多くの人は「微妙な店に来たかも・・」と後悔するのではないでしょうか。

 

オムライス屋さんなのだから、こだわりの、
ここでしかオムライスが食べれることを期待したはずです。
だから知らないお店でも入ってみようと思った。

 

だけどカレーやパスタなど、色々手を出しているのを見ると、「プロではない印象」を与えてしまいます。

なんだかよくわからないお店だという評価をされたら、二度とリピートしてくれないかもしれません。

どれがおすすめなのかがぼやけてしまい、人にも口コミしにくいです。

店側は多くの人に買ってもらいたくて用意したラインナップが、
手を広げたことにより、お客様を減らしてしまうのです。

どうしてもこの二つが重要だという確信があれば、
完全に掛け合わせて、
カレーオムライス、（オムカレーライス？）とし、カレーオムライスの専門店にすべきでしょう。

1人でこなせることには限界があります。集客もそれぞれの対象者にすることになり、
仕事が倍になりますよね。

それを見越して、最初からチームを作るのは問題ありません。

ただ、看板に掲げる商品・サービスや
見せるメニューは一つに絞る！
何屋さんかはっきりさせる！

これが起業初期のお約束事です。

（なお、松竹梅などの価格帯を分けたものを提示するのは、戦略として問題ありません。）

 

まず一つの分野で商品・サービスを確立し、その上で展開していくことが鉄則です。

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そしてもう一つ大事なことを言います。

色々手を出しても、同じお客様が喜んでくれるのは、
その店の専門分野の商品に満足して、信頼関係ができてから、です。

冒頭で話したカフェで、私がめずらしいデザートを頼んだのは、この女性、この看板に既に信頼をおいていたからです。

（他にここの商品は初めてとの二人をお連れしていきましたが、二人とも定番のフレンチトーストサンドをオーダーしていました。）

 

信頼関係ができている相手でしたら、
お客様が喜べばビジネスは成立します。「実はこんなこともできますよ♪」とどんどん満足させてあげてください。

 

大切なのは順番です。あなたのサービスや、他人やお客様からの評価が確立されていないのに、手を広げて「何屋さんかわからない状態」になることは、避けていただきたいと思います。

 

学びや気づきになれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。