こんにちは。
女性起業家専門コンサルタントの橋本かんなです。
春の移住をきっかけに生活のペースが整ってきた頃、ふと立ち止まって思いました。
あれ、ちょっと待って。
25歳を過ぎたあたりから、なんとなくずっと女性が働き続けることの「しんどさ」と戦っている気がする——。
「なんとなくしんどい」。
読者のあなたも、その感覚をお持ちになったことはないでしょうか。
私もクライアントの皆さまとの雑談の中で、この「名前のつけづらいしんどさ」が時折共通のテーマとして浮かび上がってきます。
本記事では、そのしんどさの輪郭を、女性ならではのライフステージの変化と重ねながら、やさしく言語化してみたいと思います。
なぜ「女性のしんどさ」は複雑に見えるのか
もちろん年齢や仕事の悩みは、性別に関係なく存在します。
ただ、女性はライフイベントの密度が高く、周期的な体調変化やホルモンの影響、家庭・地域での役割変化など、複数のレイヤーが同時進行しやすい構造があります。
- 約40年近く続く月経サイクル
- 妊娠・出産、更年期にともなう変化
- 家族との分担やケア責任、地域とのつながり
- 社会的な期待や無意識のバイアス
これらが重なり合うため、同じ「しんどい」でも背景が複雑に絡み合います。
だからこそ、単純な根性論や効率化だけではほどけない。
そんな実感があるのではないでしょうか。

ライフステージごとの「しんどさ」の輪郭
20代前半|学校と社会のギャップに戸惑う
学生時代は、性別にかかわらず同じ土俵で評価される場面が多かったかもしれません。
ところが就職して社会に出ると、突然「女だから」「若いから」といったラベルが現れる。
会議で発言すれば「生意気」、黙っていれば「やる気がない」。見えない線引きにぶつかることがあります。
期待値や役割の前提が変わるだけでなく、振る舞い方まで自分で微調整しなければならない。
顔には出さなくても、日々の小さな違和感が積もっていく時期です。
- 相談相手が見つけにくい
- 「がんばれば何とかなる」で押し切りがち
- 成果より”立ち位置”に意識が取られる
この見えない調整コストが、最初のしんどさの芽になることが多いように感じています。
30歳手前|結婚のプレッシャーと体調の変化
20代後半になると、周囲からの結婚・パートナーシップに関する問いかけが増えてきます。
善意ゆえの会話でも、心がざわつく日がありますよね。
同時に、生理に伴う不調が以前より重くなる、寝ても疲れが取れない、睡眠の質が落ちるなど、体のサインも少しずつ変化していきます。
- 自分のペースで選びたいのに、世間の時計が気になる
- 体調の波でパフォーマンスが安定しない
- キャリアの方向性とライフイベントの順番問題に悩む
選択そのものより、「今決めなくては」という見えない焦りがしんどさを増幅させるのだと思います。

30代前半|「子どもは?」周囲からの圧力と静かな緊張
30代に入ると、「子どもは?」という問いが、会話の出入り口のように当たり前に現れることがあります。
もちろん悪気はない質問であっても、心の準備や事情を抱えている側にとっては、静かな緊張を生みます。
まるで一人で落ちつきたい時に、急にドアをノックされたような、あのドキッとする感じです。
- 自分の身体や価値観に向き合わざるを得ない
- パートナーとの対話に繊細さが必要
- キャリア計画を何度も更新する必要がある
答えのない調整が続くことで、気力がじわじわと削られてしまいます。
この時期に「自分で働き方を選べる」という感覚を持てるかどうかが、その後の10年を大きく左右します。
実際に起業という選択をした方の声を、後ほどご紹介しますね。
30代後半|体力の下り坂と仕事における「がんばり癖」の限界
「朝起きても疲れが抜けない」「回復に時間がかかる」。
仕事では責任が増え、私生活でも役割が増える中で、体力と気力のバランスを取りづらくなってきます。
若い頃の「気合いでいける」が効きにくくなり、がんばり癖の限界に気づく方も多い印象です。
- オーバーワークが慢性化しやすい
- 睡眠・食事・運動の乱れが体感に直結
- 自己ケアが「後回しの常連」になっている
この時期に生活の基盤を見直せるかどうかが、次の10年のしんどさの質を大きく左右します。

40代以降|原因不明の不調と向き合う
ホルモンバランスの変化が本格化し、検査では「異常なし」と言われつつも不調が続く——そんなグレーな体感に悩む声も増えてきます。
社会では「キャリアの円熟期」と期待される一方で、体は正直にサインを出します。両者のギャップが、心の負担につながりやすいのだと思います。
- だるさ・頭痛・気分の落ち込みが波のようにやってくる
- これまでのやり方が通用しない場面が増える
- 役割は増えるのに、使えるエネルギーは減る
その後、訪れる閉経。女性ホルモン(エストロゲン)の急激な低下によってホルモンバランスが崩れ、自律神経の乱れが起こります。
その結果、ほてり、発汗、めまい、疲労感、不眠、気分の落ち込みなど多様な心身の不調が現れます。
私の母親は、この時期が一番辛かったと以前語ってくれました。
でも、それを超えると身体が楽になり、彼女は自分の趣味であるパッチワークにさらに打ち込み、あげくには個展を開くほど精力的に活動しています。
その姿に、尊敬の気持ちと希望しかありません。
ここで大切なのは、その時々の不調に対して、「気のせいではない」と自分に許可を出すこと。
見えない頑張りを数え、見える形で手放していく工夫が必要となります。
実際に起業した女性の声「立場が下にならない」選択を重ねて
元会社員で現在は事業主として活動している知人の女性に、ライフステージの変化や体調管理、社会からの無意識の偏見にどう向き合ってきたかを聞きました。
起業後のライフステージの変化
「最初は会社員としての考え方が抜けず、起業後もサラリーマン思考で動いていました。でも徐々に、自分が事業主で、自分がすべての責任を負うんだと実感するようになって。そこから『自分がやれる幅が増えた』と前向きに捉えられるようになりました」
会社員時代の癖は今でも残っているといいますが、それをベースにしながらも、自分で舵を取る感覚を少しずつ育ててきたそうです。
体調管理は「予防」がすべて
「自分が動けなくなったら仕事が止まる。それが一番怖いんです」
そう語る彼女は、日々の体調管理を何より優先しています。
- 怪我をするような無理な行動を避ける
- マスク・うがい・消毒といった基本的な風邪予防を徹底
- 意識的に「休み」をスケジュールに組み込む
「どうしても連日の無理がたたって動けなくなることもあります。
だからこそ、自分でスケジューリングしないと、仕事は永遠に終わらないんです」
会社員時代は「休みたい時に休めない」ことが多かったけれど、今は自分で調整できる。
その自由が、体調との付き合い方を変えたといいます。
社会の偏見には、境界線を引く
「やって当たり前」と思われる事務職
元々事務職だった彼女は、起業後も業務内容は変わらないものの、どうしても「やって当たり前」と見られがちだと感じています。
「こちらの都合を考えてもらえないことが多いんです。そういう時は『今日は対応できません』とはっきり伝えて、自分のスケジュールを守るようにしています。立場が下にならないように、意識的に線を引いています」
「女性だから」という偏見
一方で、「女性だから」という偏見については、意外にも「あまり感じたことがない」と言います。
「おそらく、子どもの頃から『女の子だから』と言われることに腹を立ててきたからだと思います。
今は、そこらの男性より広い範囲で対応できるという自負を持つようにしています」
見えない偏見に屈しないために、彼女が選んだのは「自分の力を信じる」こと。
それが、結果的に周囲の見方も変えていったのかもしれません。

しんどさを軽くする「選択」の積み重ね
ライフステージに合わせて「働き方を自分で設計すること」が、しんどさを和らげる選択肢の一つではないでしょうか。
すべてを一度に変える必要はありません。
小さな選択の積み重ねが、確かな変化を生みます。
- 体調の波に合わせて、仕事量を調整できる環境を選ぶ
- 「今は無理」と伝えるカードを、定期的に切る勇気を持つ
- 同じ悩みや目標を持つ人とつながり、孤立感を減らす
- 体調や気分を記録してパターンを知り、先回りのケアを習慣化する
いずれも特別なスキルは要りませんが、効果はじわじわと確実に表れます。
私が起業支援をする理由
私が女性起業家専門のコンサルタントとして活動しているのは、起業が「自分でルールを決められる働き方」だからです。
起業は自分が全責任を負うことでありますが、それによって得られるものも計り知れません。
例えば
- 体調の波に合わせて、仕事量を調整できる
- 「今日は対応できない」と伝える自由を持てる
- ライフイベントに合わせて、事業の形を変えられる
- 誰かの期待ではなく、自分の価値観で優先順位をつけられる
このように、一般的なお勤めだと難しいことが、誰かに許可をもらわなくても可能になるのです。
もちろん、起業がすべての答えではありません。
でも、「自分の人生を自分で設計する」という感覚は、確実にしんどさを軽くします。

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起業は大きな決断に見えますが、実は小さな選択の積み重ねです。
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